菊地絵理香が4年ぶり4勝目を完全優勝で飾りました！

JLPGA ツアー2020-21シーズン第31戦「アース・モンダミンカップ」（賞金総額3億円・優勝賞金5,400万円）が6月24日～6月27日の4日間、千葉県袖ケ浦市・カメリアヒルズカントリークラブ（6,639ヤード/パー72）で開催されました。
菊地絵理香が4日間トップを守って、完全優勝で4年ぶりに優勝しました。

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1 アース・モンダミンカップ
2 主な出場選手とペアリング
3 インターネット動画配信されました
4 スコアを伸ばし続けて菊地絵理香が完全優勝
5 気になるオリンピック代表争いは
6 菊地絵理香のプロフィール
7 まとめ

アース・モンダミンカップ

アース製薬株式会社主催する本大会は、賞金総額3億円で優勝賞金は5,400万円のJLPGAツアー最高賞金額の超メージャーな4日間大会です。
144人の出場者で争われ、2R終了時点で70位タイまでの78人が決勝進出しました。
久々の有観客試合で開催され、観客の応援は選手のプレーを後押しして、素晴らしい大会になりました。

主な出場選手とペアリング

ディフェンディングチャンピオンの渡邉彩香をはじめ、ツアー賞金ランキング1位の小祝さくらや上位選手、メルセデス・ランキングトップを走る稲見萌寧らが出場しました。
東京五輪の女子日本代表2枠目の選手がこの大会の結果で決定するため、優勝の行方と共に注目されていました。
有力候補だった稲見萌寧が予選落ちをするなど、決定戦は波乱の展開となりました。
最終日上位ペアリング
13組　青木瀬令奈-9、金澤志奈-8、イミニョン-8
14組　上田桃子-9、西郷真央-12、菊地絵理香-16
詳細はJLPGAのホームページでご確認くさい。
https://www.lpga.or.jp/tournament/jlpgatour/2021/2130/info/9

インターネット動画配信されました

【インターネット動画配信】
6月24日(木) 7:00～19:00
6月25日(金) 7:00～19:00
6月26日(土) 8:00～17:00
6月27日(日) 8:00～17:00
動画配信は有料で行われ、テレビ地上波での放送はありませんでした。
個人的にはこのスタイルが定着するか、少し疑問が残ります。

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スコアを伸ばし続けて菊地絵理香が完全優勝

菊地は初日を７アンダーでスタートし、10、16と順調にスコアを伸ばして、最終日も4バーディーノーボギーの4アンダーで、トータル20アンダーまで伸ばしました。
西郷真央が18アンダーまで追い上げましたが、菊地に追いつくことはできませんでした。
身長157 cmの小柄な彼女は、飛距離がでるタイプではありませんが、アプローチや小技の技術はトップレベレルでスコアメイクのうまい選手です。
自身の性格を気が強いけれどメンタルが折れやすいと分析しています。
ここ数年は失敗することを恐れて優勝を逃しており、本大会では「打つ前から逃げていたら何も変わらない」と腹をくくって戦ったとインタビューで答えています。
やはりゴルフは技術とメンタルが融合しないと優勝はできないのでしょう。
4日間すべてを60台で回り、ボギーは2日目12番ホールと3日目13番ホールの2つだけでフィニッシュした、心身共に強い菊地絵理香が誕生した大会でした。

気になるオリンピック代表争いは

既に畑岡奈紗が確定しており、あとは一人の代表の可能性は稲見萌寧と古江彩佳そして海外で戦っている渋野日向子に絞られていました。
有力候補だった稲見萌寧が本大会で予選落ちしてしまい、古江が優勝すればほぼ代表の確定です。
しかしこの日の彼女はパットが決まらず、トータル8アンダーの11位に終わりました。
インタビューでは目を真っ赤にして「五輪に関係なく、今日のゴルフが悔しいと思って涙が出てきました」と答えていましたが、相当悔しかったのだと思います。
海外では渋野のキャディがコロナウイルスに感染してしまい、「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」の三日目をハウスキャディと回ることになりました。
なんと17番のショートコースで4連続の池ポチャをして、10打としてトータル6オーバーで最終日に臨み、6バーディー1ボギーの67で回り、スコアをーから1オーバーまで戻しましたが、渋野のオリンピック代表もなくなりました。
この結果、稲見萌寧のオリンピック代表がほぼが内定しました。
がんばれニッポン、がんばれ畑岡奈紗・稲見萌寧！

菊地絵理香のプロフィール

1988年北海道苫小牧市生まれの32歳で、父親はティーチングプロをしており、姉の菊地明砂美もプロゴルファーで、2019年に結婚した夫の新岡隆三郎さんはプロキャディというゴルフ一家です。
小学生から競技ゴルフを始めて、中学生時代には「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」でセミファイナリストになり、ゴルフの名門東北高校へ進学します。
一学年先輩に有村智恵と原江里菜、一学年後輩には木戸愛と切磋琢磨して、高校時代には「東北ジュニアゴルフ選手権」や「全国高等学校ゴルフ選手権」で優勝しています。
高校卒業後の2007年にLPGAプロテストを受験するも不合格となり、翌年の受験で合格しました。
プロデビュー後もなかなか勝てない日々が続いていましたが、プロ8年目の2015年の「KKTバンテリンレディス」で優勝して、16年「スタジオアリス女子オープン」17年「Tポイントレディスゴルフトーナメント」で優勝を重ねて4勝目をこの完全優勝で飾りました。