大混戦を制した西村優菜が大逆転でうれしいメジャー初制覇！

JLPGAツアー2020-21シーズンの公式競技『ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ』が5月6日～9日まで、茨城県つくばみらい市・茨城ゴルフ倶楽部東コース（6,630ヤード/パー72）で開催されました。
今年で48回目を迎える歴史のある大会は、2008年からはメジャー大会となり、国内女子4大公式戦の初戦として有名な大会です。
西村優菜が大混戦となった本大会の最終日で、大逆転で今年初のツアー優勝をメジャー初制覇で飾りました。

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1 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ
2 出場選手一覧と組み合わせ
3 日本テレビ系22局ネットで放送されました
4 初日と二日目はベテラン勢が頑張りました
5 最終日に一波乱起きそうな大混戦で3日目を終了しました
6 西村優菜が大混戦を制して逆転優勝しました！
7 まとめ

ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ

主催は一般社団法人日本女子プロゴルフ協会、日本テレビ放送網株式会社で、久光製薬株式会社が特別協賛しています。
賞金総額は1億2千万円で優勝賞金はなんと2,400万円で、さすがメジャー大会は賞金総額、優勝賞金ともに金額額が高額です。
残念ながら今回は無観客での開催となりました。
出場人数132人で、決勝進出順位2R終了時60位タイまで。

出場選手一覧と組み合わせ

さすがメジャー大会です、そうそうたるメンバーが揃いました。
賞金ランキング1位の小祝さくら、同2位の古江彩佳、21年4勝の稲見萌寧、メジャー2連勝中の原英莉花他、有名選手が参戦しました。
残念ですがディフェンディングチャンピオンの渋野日奈子は、米国ツアー出場中で欠場となりました。
もちろん前週2年ぶりの優勝を飾った上田桃子をはじめ、鈴木愛、笠りつ子、金田久美子らベテラン勢も大会を盛り上げてくれました。
最終日上位のペアリング
21組：-8上田桃子、臼井麗香、-7山城奈々
22組：-9西郷真央、-8笠りつ子、岡山絵里
23組：-12高橋彩華、-9大里桃子、西村優菜
詳細はJLPGAのホームページでご確認くさい。
https://www.lpga.or.jp/tournament/jlpgatour/2021/0040/info/9

日本テレビ系22局ネットで放送されました

【地上波】
5月8日（土）15:30～16:55（生中継）＜日本テレビ系22局ネット＞
5月9日（日）15:00～16:25（生中継）＜日本テレビ系28局ネット全国放送＞
【CS放送】
5月6日（木）15:30～17:30（生中継）＜日テレジータス＞
5月7日（金）7:00～13:30（生中継）＜日テレジータス＞
5月8日（土）8:15～13:00（生中継）＜日テレジータス＞
13:00～15:30（生中継）＜日テレジータス・日テレプラス＞
5月9日（日）7:30～13:00（生中継）＜日テレジータス＞
【インターネット放送】
Huluストア「オンライン観戦」

初日と二日目はベテラン勢が頑張りました

前週の「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」で優勝した上田に触発されたのか、今大会の初日と二日目はベテラン勢が試合を引っ張る格好で活躍しました。
初日は笠りつ子が6アンダーでトップスタートを切り、3位タイには4アンダーで菊地絵理香がつけ、二日目は2位タイに8アンダーで鈴木愛と上田桃子が勢試合を盛り上げました。
最終日の結果は上田桃子が8アンダーで7位、金田久美子と笠りつ子が4アンダー13位タイでフィニッシュしました。
黄金世代をはじめプラチナ世代、プレミアム世代らの若いプロたちが臆することなく、はつらつとしたプレーで活躍しています。
しかしベテランにはベテランの味があります。
経験豊富なベテラン達がみせる、100yd以内のウェッジ捌きは、大変勉強になります。
経験に基づいたベテランらしいプレーがもっと見られるように、彼女達の今後の活躍を期待しています。

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最終日に一波乱起きそうな大混戦で3日目を終了しました

二日目トップの高橋彩華が3バーディノーボギーのトータル69、通算12アンダーで首位をキープしました。
2位タイには9アンダーで3人、5位タイに8アンダーで4人が並ぶ大混戦で三日目を終了しました。
高橋はツアー初優勝を目指す黄金世代の22歳で、いつ優勝してもおかしくないと言われ続けている実力者です。
最終日は2位に3打差の単独首位でスターした彼女ですが、最終日最終組のプレシャーで思い通りにプレーすることができなかったのか、12番ホールでダブルボギーを叩いてしまい、自ら優勝のチャンスを逃してしまいました。
結局3バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの2オーバー74と崩れてしまい、通算10アンダーの5位でフィニッシュしました。
最後は意地をみせて、17·18番ホールを連続バーディとして次の試合に繋げました。
次はプレッシャーを跳ね除けて優勝できるように願っています。

西村優菜が大混戦を制して逆転優勝しました！

首位から3打差の2位でスタートした西村優菜でしたが、終わってみれば6バーディ1ボギーの67をマークして通算14アンダーのトーナメントレコードを更新して、ツアー通算2勝目をメジャー初制覇で飾りました。
身長が150センチの小柄な彼女は、他の選手と比べるとティーショットの飛距離が劣り、2打目、3打目が160ヤード以上の距離を残すこともあります。
飛距離対策として、6本のウッドをセッティングして、アイアンのようにボールを打ち分けることで飛距離をカバーしています。
今大会の彼女のドライバーの平均距離は239ｙｄで、上位選手のなかでもかなり短い方ですが、フェウエーキープ率は80％と高く安定しています。
トップの高橋が12番で痛恨のダブルボギーを叩いて後退してしまいますが、西村は12·13番ホールを連続バーディとし、17番ショートホールのバーディーパットを決めて勝利を確実にしました。
フェアウエーキープに徹し、安定した自分のゴルフを貫いた、西村に勝利の女神がほほ笑んだようです。
最終日に稲見萌寧が6バーディの6アンダーの66、トータル11アンダーの2位タイまで浮上しており、相変わらずの強さを見せつけました。
また、前週の「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」で上田桃子とW桃子対決で話題を集めた大里桃子も2位タイでフィニッシュしました。
予選通過ギリギリの試合が多かった大里も、前週の試合で何か掴んだのか調子が急上昇しているようです。