明治安田生命レディスヨコハマタイヤゴルフトーナメント２０２１

最後まで我慢した稲見萌寧がプレーオフまでもつれた大激戦を制しました

明治安田生命レディスヨコハマタイヤゴルフトーナメントが3月12日～3月14日、土佐カントリークラブ(高知県) / 6,228Yards Par72(36,36)で開催されました。
シーサイドゴルフ場の強くて気まぐれな風に各選手が翻弄された今大会は、開幕戦に続き最終日まで四人が優勝争いを繰り広げる大激戦となりました。
強風との戦いの末に、プレーオフまでもつれた今大会を制したのは稲見萌寧選手でした。

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1 明治安田生命レディスヨコハマタイヤゴルフトーナメント
2 出場選手一覧と組み合わせ
3 テレビ東京系列にてテレビ放送されました
4 初日から1打差に6人がひしめく混戦模様でスタート
5 強風が牙を向いた予選通過はカットラインも引き下げられました
6 最終日はまさに我慢比べの戦い
7 まとめ

明治安田生命レディスヨコハマタイヤゴルフトーナメント

主催は横浜ゴム株式会社で、今大会より明治安田生命保険相互会社が特別協賛して大会名称が変わりました。
賞金総額は8,000万円で優勝賞はなんと1,440万円。
残念ながら今大会は無観客試合での開催でした。

出場選手一覧と組み合わせ

気になる出場選手は、先週優勝した小祝さくらや1打差の2位で悔し涙を飲んだ森田遥など、開幕戦同様に有名選手がそろって出場しています。
最終日のペアリング
11組　酒井美紀-4・林菜乃子-5・森田遥-6
12組　比嘉真美子-6・永井花奈-7・稲見萌寧-10
出場選手とペアリングの詳細は以下LPGAのホームページでご確認ください。
https://www.lpga.or.jp/tournament/jlpgatour/2021/2080/teetimes/3

テレビ東京系列にてテレビ放送されました

【地上波】
■テレビ東京系列6局ネット　3/13（土）16:00 〜17:15・3/14（日）16:00 〜17:15
■RKC高知放送　3/13（土）15:45 〜17:00・3/14（日）16:00 〜17:15
【BS放送】
■BSテレ東　3/13（土）16:00 〜17:15・3/14（日）16:00 〜17:15
【CS放送】
■ゴルフネットワーク
3/13（土）8:00 〜11:45、20:00 〜 23:00・3/14（日）8:00 〜10:15、13:45 〜 16:00

初日から1打差に6人がひしめく混戦模様でスタート

初日は5アンダーの武尾咲希と安田祐香が首位発進で、3位タイ4アンダーに永井花奈、上原彩子、稲見萌寧、森田遥の6人がひしめき合う混戦模様。
アマチュア時代には数々の成績をあげた、プラチナ世代の安田選手がトップタイでスタート。
同世代の古江彩佳や西村優菜がすでに優勝しているので、早く初優勝をしたいところでしょう。
小柄でキュートな彼女を応援したくなるのは私だけではないように思います。

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強風が牙を向いた予選通過はカットラインも引き下げられました

二日目は強風でタフなコンディションのなか、稲見萌寧が風を読んで‐6の10アンダーで2位に3打差をつけて単独首位に立ちました。
2位は永井花奈-7、3位は-6タイの比嘉真美子と森田遥。
2019年のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントから優勝が遠のいている、ツアー優勝5回の実力者比嘉も上位に食い込み、優勝争いは大激戦の様相を呈してきました。
森田も先週の雪辱を果たせそうな好位置で最終日を迎えます。
決勝進出順位2R終了時 51位タイまで
決勝進出人数62人
カットラインが60位の＋3まで引下げられ、渡邉彩香や河本結ら12名の選手が恩恵を受けました。

最終日はまさに我慢比べの戦い

最終日は強風で上位陣がスコアを落とすなか、風を味方にした藤本麻子がベストスコアの69でまわり後続を待ちます。
優勝争いは終盤16番ホール迄、稲見、永井、森田、比嘉の4人がひしめく大混戦でした。
比嘉は後半3アンダーであがりますが、前半のダボルボギーが響いてしまい、森田は18番ホールをボギーとし、先週のダイキンオーキッドレディスに続き２週連続で１打の重みを感じることになりました。
藤本、比嘉、森田の三人は5アンダー3位タイで終了します。
そして優勝争いは通算6アンダーで並んだ稲見萌寧と永井花奈のプレーオフへ。
永井はプレーオフの優勝争いは初めてでしたが、稲見は昨年のスタンレーレディスゴルフトーナメントで、ペソンウ・淺井咲希とのプレーオフで戦い優勝を飾っていました。
やはり経験している稲見に分があったか3ホール目でボギーを叩き、ツアー2勝目を逃してしまいます。
しかし「プレーオフを経験できた。去年はそういうことがなかったです。次を待つ。優勝争いを数多くしていけど、優勝する確率があがる。」とコメントしており、きっと次の試合に生きてくることでしょう。
自身のプレーと強風との闘いを辛抱強く戦った、稲見がツアー三勝目を勝ち取りました。
我慢比べだった今大会は、今後の試合へのいい経験になったことでしょう。