プラチナ世代。92期生プロテストで合格の2000年生まれ選手たちの呼称である。
2020年JLPGAツアーはわずか14試合しか開催されませんでした。しかし、このプラチナ世代の選手で6勝あげています、その中で1勝をあげたプラチナ世代の代表選手の１人が今回特集する西村優奈選手です。
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『樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント』で最終日6打差でスタートした西村優奈選手。神ががったショットとパットの連続でトップの勝みなみ選手に追いつき、最終ホールバーディーを決めて-6の66のラウンド、初優勝を奪い取った試合は印象に残る試合でした。
今回はそんな身長150cmの大きな女子ゴルファー西村優奈選手をピックアップしてお届けします。
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目次
西村優奈小さい身体から繰り出されるショット力！凄い！！
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西村優奈はどこのアカデミー出身？
https://golf-a-nakajima.com/index.html
花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース内になるゴルフアカデミー中島が西村優奈選手が所属・練習をしているアカデミーです。
ここは、西村選手だけでなく、諸見里しのぶ選手・高木萌衣選手・吉川ひかる選手・蛭田みなみ選手が契約プロとして所属しています。
オフシーズンはタイ合宿にも行っています。
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やはりジュニア選手の育成もあるアカデミーに所属していることで、ジュニア時代からトッププロとの接点も出来ることで、ゴルフに対する取り組む姿勢や技術、練習量など、より成長に向けた環境が整備される訳です。しかも、花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコースと言えば、毎年スタジオアリス女子オープンが開催されるコースです。こんないい環境はないですね。
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西村優奈の過去の成績と実績は？
JGAで確認できる西村優奈選手の過去の成績と実績になります。
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2017～2018年TEAM JAPANに所属しています。選考基準は、日本アマチュアランキングの上位者となっており、そう簡単に選ばれるものではありません。
私自信がTEAM JAPANで印象深いのは、畑岡奈紗選手がアマチュア時代に優勝を決めた日本女子オープンの試合です。ジュニア選手で将来プロゴルファーを目指す選手なら、恐らく全員が憧れたシーン。
この時に着ていたユニフォーム。白と赤のシンプルなユニフォームがひときわ目を引き、そして目茶苦茶かっこよく見えました。私が感じたということは、多くの方も感じたはず。
そして、18番ホールで下りのパットを入れ力強いガッツポーズ。
かっこいい！この一言につきます。
西村優奈選手は、高校2-3年生でそんな日本代表に選出され、同じくトップアマの安田祐香選手、古江彩佳選手、吉田優利選手などと日本代表としてお互い切磋琢磨し、海外の試合にも数多く出場し経験を積んできたことが分かります。
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このTEAM JAPANでの活動は、間違いなく西村優奈選手の財産であり、一般の女子プロに引けを取らないレベルの高い環境と意識でゴルフと向き合い、取り組んできた練習、積み重ねてきた経験があったからこそ、今の西村優奈選手の活躍に繋がっているはずです。
プロの世界でルーキーながら上位に食い込み、また優勝出来たりするのは、ジュニア時代に、適正な育成を受け、経験を積んできた背景があるからです。
もちろん、日本代表に選ばれるための本人自身の努力も中途半端では達成できなかったはずであり、本人の才能を引き出したコーチ、その環境を整えた親子さん、練習場所を提供した練習場やゴルフコースの協力があったことも忘れてはいけません。
西村優奈のクラブセッティング！
| 1W | マーベリック サブゼロ（9度、スピーダー569 エボリューションⅢSR） |
| 3W・5W | マーベリック MAX （3番16度・5番19度）スピーダー569 エボリューションⅢSR |
| 7W・9W | マーベリック MAX （7番22度・5番24度）スピーダー569 エボリューションⅢSR |
| UT | APEXユーティリティ（26度、フジクラ MCH60、硬さ：R） |
| 6I-PW | キャロウェイ Xフォージド（フジクラ MCI70、硬さ：R） |
| ウェッジ | AWS ウェッジ（50・58度、フジクラ MCI80、硬さ：S） |
| バター | オデッセイ トリプル・トラック DOUBLE WIDE |
特徴はウッド４本＋UT1本で２打目でグリーンに乗せるためのセッティングがなされている点が上げられます。例えば、青木瀬令奈選手などの身長が低めの選手とセッティングが被ります。どうしても飛距離が求められる昨今の女子プロ競技において、そのアドバンテ－ジを穴埋めするためには飛距離の出るクラブで埋めながら、ウェッジを少なめにというのが流れになります。世間はウェッジの数を増やす流れもある中、その逆でいく訳ですのでウェッジの名手でなければならないことも事実です。
今更ウェッジに自信がなければ、ツアーでの優勝などありえないので２本でのセッティングで距離を打ち分けてスコアメイクをしていることも分かります。
西村優奈の笑顔がいい！
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やっぱり若さが何よりです。振り返ると誰にでも20歳の時期はありました。私もありました。2000年生まれでジュニアで上位ランキングの選手の中で、2019年プロテストに合格した選手たちをプラチナ世代・ミレニアム世代と呼ばれ脚光を浴びていますが、目つきがいいと感じます。ゴルファーとしても、また1人の女性としても魅力があるように感じます。
この世代は、古江彩佳選手・安田祐香選手・吉田優利選手などTEAM JAPANで活躍したメンバーが揃っています。日本代表として海外での試合にも参加し、メンタルトレーニング・体幹トレーニング・スイング指導など一通り指導を受けてきた経緯を考えると、やはり経験値は他のプロ選手とは絶対的に違うはずです。だからこそ、活躍を期待したいし、プロならではの雑念などに負けないで欲しい。アマ時代の積極的なチャレンジャー精神を見ていたい気がします。
西村優奈のまとめ
西村選手は、2020年終了段階で賞金ランキング7位の4,976万円と完全にトッププロのポジションでしめくくっています。
スタッツを見るとラウンド毎の平均バーディー数が3.7907（2位）パー3でのスコアーが5位と自分のゴルフスタイルを貫いてきた感がします。その結果が、年間トップテン回数が14試合で6回（3位）とまさに賞金ランキングに反映されていると考えられます。
通常ルーキーイヤーはJLPGA新人戦 加賀電子カップで幕を閉じるのが一般的です。
千葉県のグレートアイランドクラブで賞金総額1,000万円、優勝賞金180万円で12月10日・11日に開催されます。同期の安田祐香選手・吉田優利選手などはこちらに出場します。
https://www.lpga.or.jp/tournament/others/2020/7010/info
しかし、西村優奈選手は、コロナの影響で延期になっていた全米女子オープンの出場資格を得ていますので、古江彩佳選手・笠生優花選手たち合計19名の日本人に混ざってこちらに参加します。
https://www.lpga.or.jp/news/info/43740
解説者が良く言っています。「〇〇選手は、いつ勝ってもおかしくない」
西村選手の2020年前半戦はまさにそういう状況でした。長いゴルフ競技人生の中には、最終日首位や上位でスタートしたにも関わらず優勝しきれないこともあるでしょう。悔し涙を流すことも沢山あるでしょう。
でも、悔し涙の数だけ、嬉し涙は価値のあるものに変わるはずです。2020年は、前半戦そういった悔し涙を沢山流したので、後半樋口会長の名前の入った大会で勝つことが出来ました。
本人に向けて声を掛けるなら、まだプロゴルファーとして始まったばかり。本当の勝負はこれからです。焦ることなくじっくり腰を据えてレベルアップしてほしい。そして、10年間位はシードを取り続けられるトッププロになって欲しいです。
ファンからすると、ケガなどせずひたむきにゴルフに取り組む姿を見たいです。上位争いに加わりながら、テレビ中継などで元気な姿を見せて欲しいです。
2021年以降の活躍に期待しながら、西村優奈選手を応援していきます。
ありがとうございました。
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