2020年海外女子メジャー初戦はスコットランド、ロイヤルトゥルーンゴルフクラブで開催されました。2016年の男子全英オープンも開催されたこのコースは、1878年に設立され、最初の全英オープンから12回まで行われた“ロイヤル”の称号を持つ歴史あるコースです。女子での開催は初めてです。6649yパー71。賞金総額は450万ドル(約4億7700万円)優勝賞金は67万5000ドル(約7150万円)です。
2019年は米国を主戦場にする畑岡奈紗や上原彩子、横峯さくら、アジアパシフィック女子アマで優勝した安田祐香ら9名の日本人選手が出場する中、渋野日向子が海外メジャー初挑戦で初優勝を飾ったことは、記憶に新しい出来事です。
日本人として42年ぶりのメジャー制覇に、日本だけでなく世界中の注目が集まりましたた。米国で中継を行ったNBCでは2014年のミシェル・ウィが優勝した全米女子オープン以来最高の視聴率を獲得し、平均で167万人がシブコスマイルに酔いしれました。
今年はディフェンディングチャンピオンとして挑む渋野日向子のプレーに注目です。
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【出場日本人選手】
渋野日向子、畑岡奈紗、稲見萌寧、勝みなみ、河本結、野村敏京、上田桃子
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目次
1日目を終えて
1日目終了して
リンクス特有の強風もあり、アンダーパーがわずか3人という難コンディションのなか、前年覇者の渋野日向子選手は5オーバー・71位タイからのスタートとなりました。前半の4番パ-5でバンカー脱出に3打を要しトリプルボギーをたたくなど、トップと9打差がつきました。
単独首位に立つのは、4アンダーのエイミー・オルソン(米国)。3打差の1アンダー・2位タイにマリナ・アレックス(米国)・ソフィア・ポポフ(ドイツ)の2人が続く。
初日の日本人選手の結果
畑岡奈紗選手・野村敏京選手 3オーバー・33位タイ
上田桃子選手・河本結選手 4オーバー・51タイ
渋野日向子選手・勝みなみ選手 5オーバー・71位タイ
稲見萌寧選手 6オーバー・88位タイ
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2日目終了して
単独首位に立つのは、1アンダーのダニ・ホルムクビスト(スコットランド)。1打差のイーブンの2位タイにオースティン・アーンスト(米国)・ソフィア・ポポフ(ドイツ)の2人が。4位には+1でミンジー・リーが。そして5位タイにはリディア・コが続いています。
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2日目の日本人選手の結果
野村敏京選手 TODAY-1 トータル2オーバー・9位タイ
上田桃子選手 TODAY+4 トータル8オーバー・52位タイ
畑岡奈紗選手 TODAY+6 トータル9オーバー・64位タイ
ーーーここまでが予選通過ーーー
渋野日向子選手 TODAY+7 トータル12オーバー・105位タイ
勝みなみ選手 TODAY+8 トータル13オーバー・116位タイ
河本結選手 TODAY+9 トータル13オーバー・116位タイ
稲見萌寧選手 TODAY+8 トータル14オーバー・123位タイ
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ちなみに最下位は144位・24オーバーでした。
予選カットラインは、9オーバーで2009年に並ぶ大会史上最多スコアとなりました。
大会としては、雨が降り、気温が下がり、風で帽子が飛ばされ、旗が台風のごとく揺れ、ナイスショットも風で流され、グリーン上では止まらずの状況の中でいかに耐え忍ぶかが問われました。
ここで脱落の4選手には、出場権があれば是非来年も戻ってきて挑戦して欲しいものです。なお、渋野日向子選手は、昨年優勝しているので本選出場資格の過去10年の優勝者の資格で出場が可能です。ちなみに、渋野日向子選手は、自分の写真が大きく飾られていたり、また専用駐車場まで設置されていたり、大きな重圧のなか2日間よく頑張ったと思います。
その他の主な出場資格は、昨年度のツアー賞金ランキング1位日本ではアースモンダミンカップ終了時点でツアー賞金ランキング上位5位、そして、前年全英オープンで上位10位タイまでの者となっています。
比較して見ると、やはりベテラン選手、及びUSLPGAツアーを主戦場で戦った経験を持っている選手が底力が出たと考えられます。
日本では、黄金世代とは言え世界レベルではなく、特に日本ではこのようなリンクスコースでの大会が存在しないため、強風やポットバンカー、グリーン外からパターでのアプローチ、マネジメント、ラフ対策などまだまだ課題が残ったと言わざるを得ないです。ショットの精度が問われるコースであり、プレイヤーの環境条件は同じはずなので、まずは予選通過できる実力を付けることから始めて欲しいものです。来年度に期待です。
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3日目を終えて
本日も大変激しい風の中のゴルフとなりました。
1位は、ソフィア・ポポフ27歳(ドイツ・世界ランク304位)でTODAY-4 トータル-4
2位タイには、ミンジー・リー24歳(オーストラリア・世界ランク8位)でTODAY-2 トータル-1、及びジャスミン・スワンナプーラ27歳(タイ・世界ランク138位)がでTODAY-2 トータル-1と並んでいます。
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日本人選手の結果
上田桃子選手 TODAY-3 トータル5オーバー・19位タイ
昨日の52位タイからジャンプアップしました。苦しいゴルフの中5バーディー、1ダブルボギーでした。12番ホールだけ左に曲げアンプレアブルで4オン2パットのダボと唯一ミスをしたホールでした。全体感としては、ショットがよく、またパッティングが冴えておりパットでしのいだラウンドでした。
野村敏京選手 TODAY+5 トータル7オーバー・24位タイ
テレビ中継では、主に野村選手を映像で流していましたが、元気がないように感じました。もちろん淡々と1打1打集中して打てていればいいのですが、身体の調子もよくないのか笑顔が全くなかった印象です。
畑岡奈紗選手 TODAY+4 トータル13オーバー・63位タイ
予選からそうでしたが、パットがなかなか入らない。普段なら入っているであろうパットが1筋違ったり、弱かったり。苦しんでいる印象です。それでも、本日は4バーディー、5ボギー、1トリプルボギーの75TODAY+4で耐え抜きました。
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最終日を終えて
1位は、ソフィア・ポポフ27歳(ドイツ)でTODAY-3 トータル-8
昨年の渋野日向子選手のド派手なパットでの優勝とはなりませんでしたが、抜群の安定感は見ていて安心できるラウンドでした。誰の目にもそう映ったことでしょう。そして、初優勝がメジャーの全英女子オープン。ビッグタイトルを手中に入れました。
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世界ランク304位のポポフ選手。昨年の渋野日向子選手同様、この試合が始まるまでほぼ無名選手でした。ツアー未勝利どころか、主戦場は下部ツアーで、今大会も2週間前の「マラソン・クラシック」で9位に入って掴んだ出場権でした。先週も米国で開催された下部ツアーに出場しています(1打差の2位タイ)。
早目に入って、練習ラウンドをしたらいいが、「自分のスケジュールを貫くだけ」と結果1回のみの練習ラウンドで挑んだ大会でした。キャディーがボーイフレンドで二人三脚で掴んだ偉業となりました。シンデレラのすぐ横に王子様が見守ってくれていました。
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1日目 | 2日目 | 3日目 | 最終日 | トータル | |
フェアウェイキープ | 12/14 | 11/14 | 11/14 | 8/14 | 42/56 |
ドライピングディスタンス | 249 | 241.5 | 262 | 245.5 | 249.5 |
パット数 | 32 | 28 | 33 | 30 | 123 |
パーオン | 14/18 | 9/18 | 18/18 | 15/18 | 56/72 |
サンドセーブ | – | 0/2 | – | – | 0/2 |
データを見ると、特徴が一目瞭然です。フェアウェイキープ率が75%、パーオン率が77.7%。圧巻が3日目のパーオン率100%は驚異的。また、サンドセーブは0%であるものの、72ホールで僅か2回しかバンカーに入れていないというものマネジメントを徹底した結果のたまもの。プレイ中は誰もが、「もしかしたら・・・」などと囁きが耳に入って来そうですが、ぐっと我慢してマネジメントを貫いた結果だったと。3日目は一番パターを打っていますが、パーオン率で救われていることも窺われます。
最終日の日本人選手
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上田桃子選手 TODAY-4 トータル+1 6位
日本人の中では、何と言っても上田桃子選手の頑張りにつきます。師匠の辻村明志コーチをキャディーに4日間見事に戦い抜きました。ここ一番でのパットをねじ込み、力強くガッツポーズを見せる上田桃子選手に皆さん心が打たれたと思います。結果的にはTODAY-4 トータル+1の単独6位で来年度の出場権も獲得出来ました。ノーボギーでのプレイは、風が吹いていなかったとはいえ、圧巻のプレイでした。最後まで本当によく粘りました。
野村敏京選手 TODAY-1 トータル+6 22位タイ
畑岡奈紗選手 TODAY+1 トータル+14 64位タイ
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二人とも本当にお疲れ様でした。本来楽しいはずのゴルフがこれだけ苦しそうに見えてしまうのは、きっとコースが原因です。お二人ともUSLPGAツアーでの優勝経験もあります。まだまだ道半ばです。是非、メジャータイトルをお二人にも奪取して頂きたい。ファンのみんながそう思っています。
全英オープンのまとめ
毎年この時期の全英女子オープン。
2019年の録画したこの大会は、ハードディスクが擦り切れるほど何度も観ました。そして、いまだに私のハードディスクに残っています。ゴルフファンとしてあれほど興奮した試合は初めてでした。渋野日向子選手が優勝を決めた強めのパットも、私の脳裏に焼き付いています。
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そんな淡い期待を持って見てしまうと、日本人選手もっと頑張れ!心からそう叫びますが、ここはリンクス。日本人の殆どが経験がない戦場。そんなに簡単にいくはずがない。
実際今回は、ドイツのポポス選手でした。本当に安定感が誰よりもあり、リンクスゴルフってこんなに簡単なの?と錯覚するほどのマネジメントを崩さないプレイ。誰もが持ってる優勝への熱い想い。想いだけではとても無理で、そこには心・技・体、そしてと運が他の選手を圧倒していた。
世界の強者たちとともに戦い、ともに成長していく日本人選手たち。現在主戦場USLPGAの畑岡奈紗選手、野村敏京選手、河本結選手たち、そして来年度から参戦を表明している渋野日向子選手。
日本のゴルフに限らず、世界に目を向けると本当に視野が広がる気がします。
是非、私達ファンを楽しませてくれるゴルフして欲しいし、メジャーでの日本人優勝ももう一度見てみたい。必ず見れる!
そう願いを込め、次戦メジャーを楽しみに今回はここまでにしましょう。
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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